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【LESSON4】『株』『債券』『投資信託』をさらに掘り下げる。

【LESSON4-1】

「利率」と「利回り」は違うもの?

「利率」は元本に対して約束された利息の割合ですが、「利回り」は実際に受け取れる金額を元に計算します

「利率」は元本に対して1年あたりに支払われる利息の割合を%で表したものです(⇒LESSON2-1。定期預金でみれば、たとえば利率1%とあった場合、預金額に対して1年あたり1%分を利息として受け取ることができます。

一方、「利回り」は元金に対して、お金が増えた分や減った分を割合で表したものです。

利率が1%の1年物の定期預金に10万円を預け入れた場合、1年後の利息は1000円になります。実際には受け取る利息から税金として203円*が差し引かれるので、1年後に実際に受け取る額は797円になります。

この「利率」1%の1年物の定期預金の税引き後の「利回り」は年率で約0.8%になります。預貯金でも投資でも、より実態に即しているのが「利回り」です。

「利率」と「利回り」の違い

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*2016年7月1日現在、利息に対する税率は20%(所得税15%、住民税5%)ですが、2013年1月1日から2037年12月31日までは、所得税額の2.1%分が復興特別所得税として加算され、合計20.315%です。

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