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【LESSON5】「投資」にもキホンの取り引きルールがあるの?

【LESSON5-1】

金融商品はどのように取引されるの?

それぞれの商品によって取引形態が異なります

中古の洋服などを売り買いするために利用するオークションサイト。旅先で獲れたて野菜を買いに立ち寄る朝市。わたしたちは買う(売る)ものによって、利用するお店を変えます。金融商品も同じように、どんなものを買う(売る)かによって利用する金融機関や取引方法が変わります。代表的な金融商品である「株」、「債券」、「投資信託」を例に見ていきましょう。

●株
株はオークションサイトのように買手( 需要) と売手(供給)のバランスがとれたところで価格が決まる取引形態で、金融商品取引所と呼ばれる「市場しじょう」で取引する金融商品です。市場への参加資格を持つ証券会社がわたしたちからの注文を市場へ伝え(⇒Chapter1 LESSON3-1)、わたしたちと買いたい相手/売りたい相手をつなげてくれます。

●債券
すでに発行された債券の取引形態は朝市と似ています*。この場合、わたしたちの取引相手は金融機関(銀行や証券会社など**)です。なお、国や企業が新しく債券を発行する場合、わたしたちの取引相手は国や企業であるものの、実際には金融機関(銀行や証券会社など)が窓口となり、さまざまな手続きを代行するため、わたしたちが国や企業と直接、連絡を取り合うことはありません。

●投資信託***
投資信託は、その投資信託を設定・運用する運用会社(投信会社)が1日1つだけ発表する価格(基準価額)で取引します。取扱う金融機関(銀行や証券会社)が窓口となり、さまざまな手続きを代行するため、わたしたちが直接、運用会社と連絡を取り合うことはありません†。このように代表的な金融商品である「株」、「債券」、「投資信託」には、それぞれの取引形態があります。特徴を覚えておくと今後に役立ちそうですね。

*店頭取引の場合。このほかに取引所取引と呼ばれる取引形態もあり、国債、地方債、政府保証債、利付金融債、電力債、転換社債、新株引受権付社債、円建て外債などが金融商品取引所で取引される場合もあります。取引量自体は少ないですが、公正に形成された価格を広く一般に開示して、店頭取引の価格水準の基準を示す役割があります。

**債券の種類により、取扱う金融機関が異なります。

***有価証券(株や債券など)を組み入れて運用する証券投資信託の場合。ただしETF(上場じょうじょう投資信託)を除きます。なお、ETFの価格(取引価格)や不動産などを組み入れて運用する不動産投資信託の価格(投資口価格)は、取引所が開いている間は取引ごとに変動します。

運用会社が直接投資信託を販売する「直販」の場合を除きます。

アライアンス・バーンスタイン株式会社

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第303号
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