今さら聞けない“経済用語”と“時事ネタ”をおさえよう

【LESSON6】

「バブル」って景気がいいってこと?

「価格は上がり続ける」との思い込みから、資産価値が跳ね上がること

1980年代後半から90年代初めにかけて、わたしたちの世代がまだ学生だったころ、日本は「バブル経済」と呼ばれる好景気の時代でした。お金に糸目をつけずにタクシーを乗り回すなど、活気にあふれた街の雰囲気を伝えるテレビ番組などを通じて、“バブル”を身近に感じた人もいるのでは?では、「バブル」とはいったいなんだったのでしょう。「バブル」を言い換えると、「ブーム」が近い言葉かもしれません。本来であれば、株や不動産などの資産は、将来の成長を考慮した適正な価格で売り買いされるはずです。しかし、実際にはその成長をはるかに上回るスピードで資産価値が跳ね上がるブームが起きました。

資産価値が跳ね上がったことは、投資を通り越したマネーゲームによってもたらされた面もあります。「ブームに乗り遅れたくない!」あるいは「資産価値は青天井で上がり続けるはずだ!」といった根拠の薄い思い込みから、借金をしてまで買い続ける人もいました。

しかし、大きく膨らんだ泡が何かをきっかけにパチンとはじけたら、実際の中身は空っぽだったのです(バブル崩壊)。バブルは、実態を大きく超えた夢や期待で膨らんでいたのかもしれないですね。

「バブル」は「ブーム」

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