今さら聞けない“経済用語”と“時事ネタ”をおさえよう
【LESSON9】
急増する社会保障の出費などをまかなうためです
あなたの年収が360万円だとします。その年の出費が636万円だと、276万円が不足します。そして毎年、その足りない分を借金で補いつづけていたら、借金の合計額が5143万円* になっていた・・・。あなたならどうしますか?至急立て直しが必要ですよね。
実はこれ、日本の国の財政状態を個人の家計にたとえた金額なのです。現在、日本の収入を上回る出費をまかなうため、国債(⇒Chapter1 LESSON1-4、Chapter1 LESSON3-3)を発行し、お金を借りてやり繰りしています。出費のうち、急増しているのが介護・福祉/医療/年金に使われる「社会保障費」です。
2014年度は、2000年度と比べると約1.7倍**も増加しました。増え続ける社会保障の出費をまかなう目的で消費税率の引き上げが段階的に行われています***。そして、社会保障の出費をどう減らすかが課題です。
社会保障の問題は、当然わたしたちの将来の年金にもつながります。日本の財政をどうやってよい状態に変えていくかは、いつも気にしておきたいニュースです。
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*財務省「日本の財政を家計に例えると、借金はいくら?」(平成26年度一般会計予算を基に試算した値)
**日本経済新聞社「ニュースがわかる!Q&A日本経済の基本」
***いまのところ、2019年10月に消費税率が10%へ引き上げられる予定です。
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